| 1/4 モルヒネ投与開始 |
いよいよこの日が来た。 モルヒネ投与が始まった。
無事年越しが出来、喜びも束の間、母は痛みを訴えることが多くなった。 最初は胸の辺りが痛い、苦しいと言っていたが、3日の夜にはあちこち痛いと言いだし、イライラもかなりひどく3日間眠れなくなっていたため、4日の朝主治医と相談してモルヒネ投与を開始することにした。
モルヒネが入ると母はまもなく眠りについた。 私は前夜ほとんど眠れなかったので、父と兄に交代してもらい、母が寝ている間に家に帰ったのだが、夕方もう一度行ってみると、私が帰った後すぐ起きてしまい、その後全く寝ていないとのことだった。 しかもバタバタ寝返りを打って、身の置き所がないような感じで苦しんでいる。
モルヒネの量が足りないのかもしれない・・ 増やせばずっと寝ていて話しが出来なくなるそうだ。 それでも仕方ない・・これ以上母を苦しませたくない。
モルヒネ投与が開始されて驚いたのは、食事が出なくなるということだった。 母は3日の朝まではお粥+おかずはほぼ普通食だったのだが、3日昼からまたペースト食に戻してもらっていた。 それでもほとんど残すことなく4日の朝も完食したのに、モルヒネ投与されることで食事が出なくなるとは思わなかった。 母は食事は摂らなくてもいいと前から言っていたから、本人としてはありがたいのかもしれないけど、今まで懸命に食べさせてきた私たちにとっては、最期を告げられたようで悲しくなってしまった。。
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| 12/2 意識レベル低下 |
最近になって睡眠中に10秒程よく息が止まる。 安定剤は呼吸を落ち着かせる作用があるそうで、それによってこういう現象が起きることもあるが、それよりも脳の働きが落ちてきているのだろうとのことだった。 意識レベルも低下してきているらしい。
食事は昼は全くと言っていいほど食べれず、夜は重湯を2,3口と流動食のコーヒーを5口くらい飲んだだけ。
主治医に食べれなくなったが点滴で補うなどの処置をとらなくていいのかと尋ねると、末期癌の場合、最後はカロリーを接種しない方がいいというデータが出ているらしい。 最期の最期には水分も摂らない方がいいんだと・・
一日中眠く、寝ては起きの繰り返し。 これは病的に寝ている状態で、半分昏睡気味なのだそうだ。
今日はお昼にKさん、Tさん、Aさんが来てくれた。 Kさんがお寿司と筋の煮込みを作ってきてくれたが、母は一口も食べれず、みんながいる間もほとんど眠っていた。
こんな状態でも母は散歩に行きたがる。 今日は3回行った。 1回目は父が連れて行ってくれた。 (散歩中もほとんど寝ている)
父と散歩に出かけるとき、母は変なことを言い出した。 「エンジェルカードに登録して、お母さんが死んだらこの舌を解剖してもらって」 そんなようなことを言った。 エンジェルカードとはどうやら臓器提供意思表示カードのことらしい。 (舌は口内炎が出来ている)
私はちょっと慌てて、そんなこと言わなくていいの、と母をなだめた。 叔母にも昨晩からこの話をしていたらしい・・
それでも、頭も痛くなくなったし、むくみも取れたんだから、良くなってるんだよ、頑張ってご飯食べないとと言うと、うんうん、と頷く場面が何度かあった。
母はどう感じているんだろうか・・
お母さん、ごめんね。。
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| 11/13〜14 入院 |
モルヒネ入りの薬を飲みだしたせいか頭痛がひどくなり13日急遽入院。 叔母がずっと母に付き添い病院に泊まってくれたそうだ。
14日兄から電話があり、主治医と話をしたところ、髄膜炎を起こしておりやはり余命は一ヶ月ちょっとであろうとの話だった。 それと一日中点滴をしているためもう退院は出来ないだろうとのこと。
私は今回上海へ行く1週間前くらいから、友人の紹介で「ミキ」の健康食品を(4種類)飲みだしており、母にもそれを飲んでもらっていた。 母はそれのお陰で下剤を飲まなくても便秘が治ったんだけど、その内1種類の在庫がなくなったので注文して欲しいと叔母に伝言したらしい。
母はまだ自分がよくなると信じているんだ・・。
私はすぐ日本に帰るべきか悩んでいる。 今帰れば母は怪しむだろう。 でももう隠す段階でもないのかもしれない。
母には最後まで絶対よくなるよ、頑張ろう、と言うべきなのか? それとも遠まわしにでも気付かせるべきだろうか?
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| 10/27 定期検診 |
随分記録をさぼってしまいました。 10月8日は母の誕生日だった。 70才になった。 その日はおいしい回転寿司で軽く済ませ、プレゼントは父と母の古希のお祝いに温泉旅行をプレゼントすることにした。
10月中旬頃までは随分元気でいた母だが、後半に入るとふらふら感がひどくなり、食事の支度ができないほどになってしまった。 それでも朝は洗濯をしたり、テレビを見ながら編み物をすることはある。
27日は定期検診だった。 Kおばさんが一緒に付いてきてくれた。 母は病院内を歩き回るのもしんどそうだったので、車椅子で移動した。 レントゲンを撮り、診察へ。
母は先生にふらふらがひどくなった事やおとといから左の中指がつり、右手で直さないとつっぱってグーにもにぎれないと話をしていた。 あとは夜中に一度起きてしまうらしいんだけど、その時頭痛がするので、それがふらふらの原因じゃないかと先生に言っていた。 先生はそうかもしれませんねと言い、痛み止めの薬を出すと話した。
診察が終わりKさんが母を採血へ連れて行ってくれたので、私は母に気づかれないように先生と少し話をした。 先生は母のふらふらは脳の転移によるもが原因している可能性が高いと言った。 それで頭痛や手がつるような症状が出たのではないかと言う。 とりあえず胸の癌は進行していなかったので、それだけがせめてもの救いだったが、脳の腫瘍が大きくなっているのではないかと気が気でならない。
来週火曜日に近場の温泉旅館に行くことになっている。 無事に旅行が済みますように・・ また母が心から楽しめる旅行になりますように・・
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| 10/6 定期検診 |
今日は2週間ぶりの定期検診。 私は用事があったので母を病院に送り、帰り迎えに行った。
前回肺全体が白くなっておりかなり心配したが、今回のレントゲンでは消えてはいないものもだいぶ薄くなっていたとのこと。
母は夜よく眠れないらしく、そのせいで自律神経が乱れているのではと考え、その旨主治医に話し軽い睡眠薬を処方してもらった。 それと咳止めの薬を飲んでいるが、それは便を固くする作用があるので、それを和らげる薬が出た。
今回は安定しているので、次回の検診は3週間後ということだった。
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