| 6/4 微笑み |
今日は母に会いに行くのが少し恐かった。 昨日のことをおかしく思って看護婦さんに確認したりしていないか。。
カーテンを開け「お母さん」と声をかける。 兄と一緒に行ったのだが、今回入院してから兄の顔を見るのが初めてだたせいか母は嬉しそうに微笑んだ。 大丈夫、変に思っている様子はない。 母の顔を見てそう思った。
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| 6/3 矛盾 |
告知しないと決めたわけだが、些細な点で矛盾が出ることも少なくない。 6月1日父が告知を受けた際、受付で○○ですと名乗る父の声を聞いたのにそのあと父が病室に寄らなかったことを疑問に思う母。 翌日私とKさんが母と会った時にその話をされドキッとしたのだが、 母の方から病室を見に来たけどちょうど検査でいなくて帰っちゃったのかなと言ったので、きっとそうだよと話をしていた。 父にもその話をしておいたのに、今朝母から直接「おとといはそのまま病室覗かないで帰っちゃったの?」と聞かれ「うん」と答えてしまった父。 そのことで先生は父には病状を説明したのにどうして自分には説明しないのかと疑問に思う。 「検査が全部終わってから説明するのかなぁ」と言うので「たぶんそうだよ。」と答えておいた。
今日私は担当医師にAHCCの摂取について了解を得るべく多目的室で話をさせてもらった。 その際ナースステーションの受付で母には見られたくないのでと言っておいたのに、医師と話をした後病室へ戻ると、「あんた先生に話があったの?」と聞かれ驚いた。とっさに知らないと答えたのだが、「さっき看護婦さんが来て娘さんが先生に話があるってみえたんですけど娘さんは?」と尋ねたとのこと。 母には知られたくないためわざわざ多目的室で待っていたのに一体どういうことなのか・・ 私も否定せず健康食品の摂取について話をしたと言えばよかったのだが、あまりにもとっさだった為、知らないと言ってしまったのだ。 母は変だねぇと言いながら、同じ名前の人がいてその人と間違えたのかね。とフォローしてくれた。 そうかもしれないねと私。。 誰か別の人と間違えたんじゃないと付け加える。
兄は休みの前しか普段帰らないのだが、今日休みでないのに兄が昨晩帰宅したと父が話してしまった。 (まったくもう・・・余計なことを言ってくれる。。) 何しに帰ってきたのかと疑問に思う母。 父が通販で買ったミニ乾燥機が着払いで金額が少し大きかったためそのお金を置きに帰ってきたんだろうと話す。
今日一日でかなりボロを出してしまった。 母はこれらのことを深く考えているだろうか・・ もし考えているとしたらきっと矛盾を感じるはず。 気づいていないといいのだが・・ 明日母に会うのがちょっと恐い。。
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| 6/2 母と対面 |
医師の話を聞いたのは私・父・親戚以上に親しい母の友人(Kさん)であったが、父は冷静でいられる自信がないと一階のロビーへ降りる。 私とKさん二人で母に会いに。 泣いていたことがばれないよう深呼吸をし、ファンデーションを軽くはたき病室へ。
私が帰国したことで母が自分の病気の重さを悟らないよう、真菌症で2〜3ヶ月の入院治療が必要だと聞いたため帰国したと説明。 母にその病気についてと放射線治療をする旨伝えると、向かいのベッドの方が同じ様な症状で肺癌で手術すると聞いたので、自分は癌ではないんだと安心した様子。 母へついたウソ、胸が痛む・・
しかし私も説明している内に本当に母は真菌症なのではないか・・・ そうであってくれればどんなにいいのに、と何度も思った。
母は咳やゼイゼイとする症状はあったが、先月14日会った頃と表情など特に変わりないという印象。 本当に母はこんなに重い病気なのだろうか。。ピンとこない思いとこれからみるみる衰えていくだろう母を否応なしに目にしなければならないことへの不安が交錯する。。
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| 6/2 医師からの説明 |
帰国後すぐ病院へ連絡、医師と対面。 30代前後の若い女医で第一印象は先入観かもしれないが頼りなく感じた。 病状について説明を受けるがよく頭に入らない。 録音できるものを持っていけばよかった。。 医師は明確に説明してくれたと思う。 若いが冷静沈着な印象。
説明の大まかな内容は、レントゲン・CTを見せられ、巨大なリンパ節の腫瘍と認め、気管支や肺動脈を圧迫しているとのこと、これによる呼吸不全、急死も起こりえるとのことであった。
治療に関しては放射線治療と化学療法とで延命治療をしていく方針。 月曜日に医師間で話し合い詳しい治療内容を決定するとのこと。
母には告知しない旨伝え、「真菌症」という病名で伝えることを決める。 真菌症は肺や気管支に一般に言うカビが生えるもので、治療も放射線療法を使うため肺癌の告知をしない患者にはこの病名で伝えることが多いらしい。
いよいよ母と対面。 バレないよう冷静でいなくてはいけない。。
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